お墓参りの時期

お彼岸やお盆に、お墓参りをする方が多いです。この時期以外にも故人の命日や誕生日、故人を思い出した時や相談したい時、結婚や慶弔の報告などにお墓参りをするようです。

  • 春彼岸 : 毎年3月の春分の日をはさんで前後3日合計7日間
  • 秋彼岸 : 毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日合計7日間

お盆の時期は地方によって異なります。

  • 7月15日頃(7月13日から4日間)
  • 8月15日頃(8月13日から4日間)
  • 旧暦のお盆

お参りの作法

お墓参りに行く時は基本的には何を着ても構いませんが、できればきちんとした身だしなみで赴くのが良いでしょう。最近では、霊園の近くに売店があり、生花や線香、ローソクなどお供えに必要な品を買うことできます。掃除用具やひしゃく、手桶なども必要ですが、お寺や霊園で借りられるところも多いです。お彼岸の時期に、牡丹餅や団子などをお供えする地域もありますが、故人が好きだったものをお供えすれば、特に風習にとらわれる必要はありません。

まず、墓石やその回りを必ず掃除をします。枯れた花や線香の燃えカスなどは取り除き、墓石の周囲の草むしりやごみを拾います。この時、ご先祖さまに対する奉仕の気持ちを持ってお掃除をすることが大切です。掃除が終わったら、花筒に水を入れお花を飾ります。次に供物をお供えしますが、供物は半紙を敷き、その上に置くとよいでしょう。出かける前に、持参するのに必要な物をリストアップし、忘れ物がないよう確認をしましょう。お参りが終わったら、お供えは鳥や猫などに荒らされないように必ず片付けて帰りましょう。

お墓の掃除

霊園や寺院墓地では、毎年あるいは毎月ごとに管理料を支払うようになっています。管理料を支払っているのだから、お墓の清掃や管理は霊園やお寺がやるものだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この管理料は通路や緑地など共有部分の管理のための料金になります。個人のお墓の区画内の管理、清掃は原則として使用者が行います。お墓から遠く離れた場所で生活をして、お参りに来ることが難しい場合、定期的に清掃を行うサービスもあります。それでもご自分で掃除をしたいと考える方は、お参りに行く際、掃除の時間を1時間位確保しておくとよいでしょう。掃除をする必要のあるものは大きく分けての二つあります。

墓石を洗う

墓石は、水を含んだやわらかいスポンジか雑巾で洗います。それでも汚れが取れない場合は、タワシを使っても構いません。しかし、彫刻の部分や角は欠けやすいので、力を入れ過ぎないよう優しく磨きます。水垢やシミが付いていて、磨いても落ちない場合は専用のシミ抜き洗剤を使用すれば大抵のシミは取ることができます。家庭洗剤はかえって傷みますので使用しないでください。文字が彫ってある箇所は、歯ブラシが重宝します。磨き終えたらしっかりと水を拭き取ります。

敷地内の草むしり

草むしりのためには、小さな鎌を持参すると便利です。玉砂利が敷き詰めてある場合、砂利のすき間の草の根っこが取りにくいので、鎌を使用すれば簡単に処理できます。墓石の周りに敷いた玉砂利が土に沈んで見苦しい場合があります。その場合、小さなシャベルで玉砂利を掘り起こし、目の粗いザルに入れ、水で洗ってから敷き直します。墓地にはご先祖さまが眠っている大切な場所です。常にきれいに清潔にしておきたい場所です。

お墓参りの仕方

お参りの順番は故人と縁の深い者から順に行います。

まず、線香をお供えします。線香は束のまま火をつけてから人数分に分けるのが一般的です。香炉に立てるか香炉皿であれば寝かせます。線香の点火用に風よけの付いたライターを使うと便利です。地域によっては灯明のロウソクを立てるところもあります。

次に墓石に水をかけます。水は清浄なものの象徴で、水をかけることで、ご先祖さまの霊を清めるとされています。

ご先祖さまに向かって合掌をして冥福を祈ります。この時、念珠(数珠)を手に合掌するのが作法です。念珠(数珠)は仏教徒のシンボルでご先祖さまへの功徳を何倍にもする力があるとされています。それゆえ念珠(数珠)を持ってお参りすることでご先祖さまへのよりよい供養ができます。

卒塔婆は法要の度立てるので、ある程度の期間が過ぎると卒塔婆だらけになったり古くなったまま放置されているということがあります。その場合、お炊き上げをしてもらいます。また、お墓が寺院にある場合、墓石に向かう前にご本堂のご本尊さまにお参りをします。

⇒朋友では、墓石の清掃とお墓参りの代行を承ります。お気軽にお問い合わせください。

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